キャス試験
 使用装置  ISO型 塩水噴霧・キャス試験機 CASSER-ISO-3 スガ試験機(株)製

 装置写真
試験機
 試験規格  JIS H 8681-2、JIS H 8502、JIS Z 2371など
 対象品目  アルマイト(アルミニウム陽極酸化処理品)、めっき、塗装、金属素地など
 主な試験条件  塩化ナトリウム濃度:50 g/l ± 5 g/l
 塩化銅(Ⅱ)二水和物濃度:0.26 g/l
 pH:3.0 ± 0.2
 圧縮空気圧力:98 kPa ± 10 kPa
 噴霧量:1.0 ml/80 cm2/h~2.0 ml/80 cm2/h
 試験槽温度:50 °C ± 2 °C
 試験片  標準寸法 150 mm × 70 mm
 他の寸法の場合、試験表面積が105 cm2に相当する試験片を用います。  
 特徴  試験後のサンプル 一例

 銅塩を含む酢酸酸性の塩水溶液を規定の時間試料に噴霧し、
 腐食の発生状態によって皮膜の耐食性を調べます。
 中性塩水噴霧試験より促進性が高くなります。
 皮膜欠陥部では銅とアルミの置換が起こり、孔食が発生します。
 試験をご依頼の際には、試験時間のご指示をお願いいたします。

一般社団法人 軽金属製品協会 試験研究センター